こんにちは。ファイナンシャルプランナーの髙見です。
お子さまの教育資金積み立ての手段の一つとして、学資保険があります。
今回は「学資保険のメリット・デメリット」についてお伝えします。

学資保険は、お子さまの教育費を準備するための保険で、保険料を払い込むことで計画的に教育費を積み立て、お子さまの大学進学時など教育資金が必要な時期に合わせて満期保険金を受け取ることができます。商品によっては小学校・中学校・高校進学時のタイミングで祝い金を受け取れるものもあります。

<メリット>
①契約者に万一のことがあっても教育費を準備することができる
学資保険の一番のメリットは、保険料払込期間中に万が一契約者が亡くなられた場合、それ以降の保険料払い込みが免除されるという点でしょう。このような場合、積み立てを継続しなくても当初の予定通り満期保険金を受け取ることができる、保険ならではのメリットです。

②生命保険料控除を受けることができる
学資保険の保険料は生命保険料控除の対象となります。
払い込んだ保険料の額に応じて、所得税・住民税の負担が軽減されます。積み立てしながら税負担の軽減ができる点も保険ならではです。

③計画的な積み立てができる
毎回の保険料を払い込むことで積み立てができます。積み立てた資金を取り崩すためには、解約や契約者貸付等の手続きが必要となるため、簡単には取り崩しがしにくいという点で、自由にできるお金があるとつい使ってしまうという方にとってはメリットとなるでしょう。

<デメリット>
①流動性が低く、急な出費などの対応が難しい
メリット③でお伝えした通り、資金を取り崩すためには解約や契約者貸付等の手続きが必要となります。流動性の低さだけでなく、解約や契約者貸付で換金性の面でもデメリットとなる場合があります。

②商品によっては、元本割れのリスクがある
特に医療保障や傷害補償の特約が付加された保障重視の商品は、払い込んだ保険料より満期時に受け取る満期保険金が少なくなる、いわゆる元本割れとなるケースが多くみられます。また、保険料払込期間中に解約することで、解約返戻金の額が払込保険料の額を下回る元本割れとなるケースがほとんどです。

③インフレに対応が難しい
学資保険は、受け取る満期保険金や祝い金の金額が契約時に決まりますので、将来インフレで物価上昇した際に、受け取る満期保険金の価値が当初の想定よりも低くなってしまうリスクがあります。

学資保険は保障を備えた合理的な貯蓄手段ですが、メリット・デメリットをよく理解し検討することが大切です。弊社では、学資保険だけでなく、お客様のニーズにあった教育資金形成方法をご紹介いたします。
ご興味のある方は是非一度ご相談ください。
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