こんにちは。ファイナンシャルプランナーの髙見です。
今回は住宅に関することで皆さんも一度は耳にされたことがあるかと思われる
「長期優良住宅」についてお伝えいたします!

長期優良住宅とは、日本政府が定めた「2040年カーボンニュートラル社会実現ビジョン」に向けて、省エネルギー性やCO2排出量の削減を目的とした住宅のことです。具体的には、耐震性や断熱性能などが高く、長期間にわたって住み続けることができる住宅を指します。

長期優良住宅は国の認定を受けることで、さまざまな税制優遇を受けることができますが、認定を受けるためにいくつかの基準をクリアする必要があります。
今回は長期優良住宅(新築)について解説したいと思います。

①劣化対策
劣化対策等級(構造躯体等)3級かつ構造の種類に応じた基準
木造住宅・・・床下空間の有効高さ確保及び床下・小屋裏の点検口設置など

②耐震性
耐震等級2(階数が2以下の木造建築物で壁量計算による場合にあっては等級3)

③維持管理・更新の容易性
維持管理対策等級(専用配管)等級3

④省エネルギー性
断熱等性能等級 等級5かつ一次エネルギー消費量等級 等級6

⑤居住環境
地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の区域内にある場合には、これらの内容と調和を図る。

⑥住戸面積
一戸建ての住宅・・・75㎡以上(少なくとも1階の床面積が階段部分を除いて40㎡以上)

⑦維持保全計画
以下の部分・設備について定期的な点検・補修等に関する計画を策定
・住宅の構造耐力上主要な部分
・住宅の雨水の侵入を防止する部分
・住宅に設ける給水又は排水のための設備

⑧災害配慮
災害発生のリスクのある地域においては、そのリスクの高さに応じて、所管行政庁が定めた措置を講じる

上記基準をクリアし、長期優良住宅の認定を受けることでのメリットは下記のようなものがあります。
①長期にわたって安全で快適な暮らしができる
②税の特例措置がある
③住宅ローン金利の引き下げがある(一部の商品)
④地震保険料の割引がある
⑤国の補助金等の対象になる。

上記のようなメリットがありますが、維持保全計画に沿って定期点検・メンテナンスを実施する必要が
あるなど、認定を維持するうえで注意すべき事もあります。

弊社では、長期優良住宅の認定を受けることができる住宅も販売サポートしております。
これから住宅を建築・購入をお考えの方で、長期優良住宅について深く知りたいという方は
是非一度お問い合わせくださいませ!
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